2020年1月19日日曜日

第15話の補足

第15話の動画ですが、TES世界のなんやかんやについて補足したい事項がモリモリあったわけですが、全部動画に詰め込むと長ったらしいのでブログにて解説することにしました。興味があったら見てね。

ドゥーマーと共通規格

本編でドワーフのオートマトンは標準化された部品によって構築されていると述べました。これは見た目が完全に一緒とかそういう理由ではなく、パーツの使いまわしができるというところを根拠にしてます。

実際にSkyrimの劇中ではカルセルモの甥であるアイカンターの研究日誌にてスパイダーの修理のためにスペアの部品を使った、という記述があります。

また、ESOでもドワーフのコンストラクトを修理したり構築したりするために代わりのパーツを持ってくる、というようなクエストがちらほら出てきます。TES世界においてもドワーフの機械を動かしたい人はいるらしく、その方法として別の部品を流用するというのはメジャーなやり方らしいですね。つまりうちの少女がドワーフのオートマトンを作れるのもおかしくないわけです。ロアフレ警察もにっこりだぜ(釈放)

スパイダー直したいからパーツ持ってきてって話。とってもかわいいの。
スフィアを動かすためのパーツを探す依頼の途中で死んだ人がいたから代わりにこなす話。

話を戻して、ドワーフのスパイダーを例にしますが、足の部品であるレバーの長さが違ったり関節部分が噛み合わなかったりしたら歩くことすらままならなくなるのは容易に想像できます。そんな精密さを要求される部品を他の機械から流用できるということは、ドワーフ製品の部品は標準化がなされているに違いない、というわけですね。

これがどれくらいヤバい事かといいますと、ドワーフ君は剣だの弓だので戦う中世に毛が生えた程度のTES世界において、産業時代から近代にかけての社会性・技術水準に達していたということになります(シヴィロペディア調べ)。なろうかな?

また、TES世界を生きる人々の標準化に対する意識ですが、ESOでそれに触れたテキストがありました。曰く、「うちんとこの王様が全部の船を同じパーツで作れって言いだした。何言ってんのかわかんねーけどスポンサーだから従うべ」とのこと。やべーぞ脳筋だ!

こんなこと書いてるけどこいつダガーフォールの人間だぜ?

ちなみに上のシヴィロペディアの画像に書かれていますが、現実の世界では造船における標準化は紀元前に達成されてます。魔法が発達した代償は大きかったようですね。

アン・クシリールは存命中?

モロウウィンドを侵攻した団体「アン・クシリール」ですが、英語名では「An-Xileel」であり、公式な日本語訳はまだ存在しておりません。翻訳された時に「アン・キシリール」や「アン・シリール」となる可能性もありますがここではアン・クシリールと呼んでおきます。

彼らの初出はOblivionとSkyrimの間の物語を描いた劇中書籍「The Infernal City」で、続く「Lord of Souls」にも登場しております。現在この書籍をちびちび読み進めている状態で全容は不明なのですが、この団体はブラックマーシュにおけるオブリビオン動乱を鎮圧したり、アルゴニアン第一主義でブラックマーシュ内の他種族の財産を没収したりしているというストクロめいたムーブをかましていたようです。ただし、モロウウィンドの侵攻はあっさり成功させたようですがレドラン家に止められてからは大人しくなった、とのこと。

さてこのアン・クシリールですが、Skyrimの時代でまだ活動しているのか、という大きな疑問が沸きます。オブリビオン動乱後に発足したということは、Skyrim時点で現存していた場合は創立200年記念をしててもおかしくないかなりの老舗組織となっております。The Infenal CityとLoad of Soulsの舞台はSkyrimからは約160年前の話なので、Skyrimの舞台で名前が出てこないということはそれ以前に倒産しててもおかしくないわけです。

と思って適当に調べていたらTESのカードゲームであるThe Elder Scrolls Legendsにて、アルドメリ自治領と帝国の大戦時期を描いたストーリモードThe Forgotten Heroで使えるカードセットの中にちゃっかり出ているではありませんか!

画像はUESPより

まあ実際にはLegendsのリリース当初のカードセットに混じっていて、リリース当初のストーリーモードがThe Forgotten Heroだった、というだけなのでただの偶然の結果である可能性も高いです。フレーバーテキストとかストーリーへの介入とか何もないみたいですし。4マナ5/3バニラって強いの?

ですがアン・クシリールが再度出てきたということは、彼らはベセスダから忘れられた存在というわけではなさそうです。というわけでTES6で出てきてくれたらいいなという期待を込めて私の動画では生きてるという前提で名前だけですが出しておきます。星5もつけちゃう。


とりあえず補足したかった部分は以上になります。今後も動画上の内容で何かしら補足したくなったらぽりぽり書いていく予定です。動画を作成しないと補足もできないわけですけどね。今年はもうちょっと作るよ。多分。

ではまた次回まで。ご覧いただきありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿